
2023年11月25日に開催されました / 小説限定の読書会(ジャンルは自由です)RENS(大阪の箕面にある読書空間)
読書会 2023年11月25日 11月の最終週に開催された読書会です。2023年も残りわずか1ヶ月となりました。この読書会は、ジャンルが自由ということで作風の異なる小説が紹介されました。 内容には一部ネタバレを含みます。 君のクイズ / 小川 哲 (朝日新聞出版) ■クイズとミステリ、思考実験が好きなあなた...
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読書会 2023年11月25日 11月の最終週に開催された読書会です。2023年も残りわずか1ヶ月となりました。この読書会は、ジャンルが自由ということで作風の異なる小説が紹介されました。 内容には一部ネタバレを含みます。 君のクイズ / 小川 哲 (朝日新聞出版) ■クイズとミステリ、思考実験が好きなあなた...
前回のバルザック作品『ゴリオ爺さん』読書会に引き続き、開催された人間喜劇『ラブイユーズ』課題本読書会です。 『ラブイユーズ』 著者:オノレ・ド・バルザック(光文社古典新訳文庫) 元近衛竜騎兵のフィリップは、酒や賭博に興じ、勤め先や家族の金を使い込んだ挙げ句、軍の謀議に関与して収監される始末。息子を溺愛する母...
読書会 2023年11月4日 11月に入り、季節は徐々に冬に近づき、肌寒くなってきています。さて今回開催された読書会は、「ジャンルフリー」でした。自由な選択の余地があることで、参加者はそれぞれの好みや興味に基づいて本を選び、読書会をより豊かにしてくれました。 紹介された小説はこちらです。(感想はあくまで個人...
読書会 2023年10月21日 久しぶりに開催された「SF、ミステリー、ホラー読書会」です。異なるジャンルを一括りにして語るのは一筋縄ではいかない複雑さがありますが、純粋にエンターテインメントとしての楽しさを追求して開催されました。 伝統的なSFの傑作から、緻密なプロットを持つミステリー、ぞくりとするホラー...
小説限定(ジャンルは自由)読書会 2023年10月14日(土) 今回も2週連続「ジャンルフリーの読書会」を開催しました。 時代やジャンルを超えた幅広い範囲からの選書、さまざまなテーマや作品が紹介されます。が、今回紹介された作品たちは、現代の小説の中でも特に注目度が高いものが多く紹介されました。 小説はこちら...
読書会 2023年10月7日 今回の読書会も”オールジャンルオッケー”という開かれたテーマで参加者それぞれが自由に選んだ多種多様な小説が紹介されました。 あくまで個人の感想です。 ユリウス・カエサル ルビコン以前──ローマ人の物語 / 塩野七生(新潮社) ■ローマといえばこの歴史小説...
前回の夕木春央作品『方舟』読書会に引き続き開催された課題本読書会です。 『ゴリオ爺さん』 著者:オノレ・ド・バルザック 出版社:光文社 出世の野心を抱いてパリで法学を学ぶ貧乏貴族の子弟ラスティニャックは、場末の下宿屋に身を寄せながら、親戚の伝を辿り、なんとか社交界に潜り込む。そこで目にした令夫人は、実は下宿...
読書会 2023年9月2日 9月に入り1回目の読書会もジャンルは自由な小説限定ということで開催しました。 ジャンル制限のない読書会は、参加者が自身の好みや興味に合った作品を選びやすく、異なる視点から物語の楽しみ方を共有できる場でもあります。 紹介された小説は以下のとおりです。内容には一部ネタバレを含みますの...
小説限定(ジャンルは自由)読書会 2023年8月26日(土) 8月の最後を飾る読書会が今回でした。 テーブルの上には、既知の作品から未知のもの、さらには国内外の多種多様な小説が並びました。今回の読書会で取り上げられた小説を以下に紹介します。 内容にはネタバレも含んでいますので、ご注意下さい。 その昔、N市で...
前回の東野圭吾作品『秘密』読書会に引き続き開催された課題本読書会です。 『方舟』 著者:夕木春央 出版社:講談社 9人のうち、死んでもいいのは、ーー死ぬべきなのは誰か? 大学時代の友達と従兄と一緒に山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った三人家族とともに地下建築の中で夜を越すことになった。翌日の明け方、地...
小説限定(ジャンルは自由)読書会 2023年8月5日 今回、8月5日(土)に行われた読書会は、参加者それぞれがお気に入りの小説を紹介するという形式で行われました。この日は夏真っ盛りということもあり、外界からは強烈な日差しが室内に入り込んでいました。 その暑さに負けないぐらい熱量のこもった作品は以下の通りです...
前回の『汝、星のごとく』読書会に引き続き開催された課題本読書会です。 『秘密』 著者:東野圭吾 出版社:文春文庫 交錯する記憶、魂の行方、ひと家族の秘密の物語 今回開催された読書会では、東野圭吾氏の感動的な作品『秘密』を共に読み、話し合いました。本作は、家族と愛、そして生と死を見つめ直す物語。複雑な感情や人...
コラボ読書会 2023年7月22日 今回の読書会は初のコラボ企画ということで、開催場所は尼崎の三和本通商店街にある「さんとしょ」で行われました。コラボ相手は地元の「尼崎読書会」さんです。コラボ企画には、いつもと違った交流があり、新たな視点や本の魅力を発見できる良い機会になりました。 紹介された小説は以下の通...
前回の『街とその不確かな壁』読書会に引き続き開催された課題本読書会です。 『汝、星のごとく』 著者: 出版社:新潮社 普通とは? 何が正しいのかを考えるあなたにおすすめの1冊 今回開催された読書会では、2023年に本屋大賞を受賞した凪良ゆうさんの「汝、星のごとく」がテーマとなりました。参加者全員が1冊の本に...
読書会 2023年7月1日 この日も梅雨の時期で、雨が降っていましたが、足元の悪い中でも、読書会に参加していただきました。おかげさまで、小説限定の読書会は満席です。では、どのような作品が紹介されたのか、内容はこちらです。 ラブイユーズ / バルザック(光文社古典新訳文庫) ■一級のクズ対クズの人間喜劇を読み...
今回は新しい読書会の形式、「『課題本』読書会」についての記事です。 RENSの読書会はだいたい、参加者が自分のお気に入りの小説を持ち寄って紹介しあう「紹介型の読書会」を開催しています。それに加えて今後は、一つの本に絞って、より深く掘り下げるいわゆる『課題本』の読書会を開催したいと思っています。 「課題本」の...
読書会 2023年6月10日 近畿地方はすでに梅雨入りし、雨が降りそうな中、参加者には箕面まで来ていただき、読書会を開催することができました。 この読書会では、小説であればどんなジャンルでも対象としました。参加者は毎回、どんな作品に出会えるかを楽しみにしています。 今回紹介された小説は、以下の通りです。 恐...
単角獣? 一角獣? 村上春樹氏の新刊『街とその不確かな壁』を読んでいたとき、作品の中に浸るうちに、これまで読んできた彼の別の作品である『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』との共通点をすぐに見つけました。二つの作品の世界観は、ほぼ類似しています。そのこと自体には事前情報として公開されていたので、特...
読書会 2023年5月27日 今回は第2回目の開催となった「まわりに読んだひとがいない小説」の読書会です。 自分だけが心躍るような秘めたる名作や、まわりに読んだ人がいないような隠れた小説に出会うことがあります。そんな作品を見つけた時、一人でその魅力を味わうのも素敵ですが、まだ知られていない名著や作品について...
読書会 2023年5月13日 海外小説限定の読書会は、今回で第6回目となりました。ようやく満席になり紹介される本も増えるので期待感が高まりました。 テーブルに並べられた小説をざっと見ると、その多くがかなり以前に書かれたもので時の洗礼を受けた作品でした。 というわけで紹介された小説はこちらです。 火を熾す /...