本の居場所
本棚にたくさんの本が並べられていて、それを眺めているだけで癒されます。
なんてことをいうと、優雅で聞こえはいいのですが、実際には保管場所の問題があって頭を悩ませます。
同居人がいる場合、読書に理解がなければちくちくと小言をいわれるかもしれません。
そうでなくても、部屋のスペースには限りがあります。
やっかいなことに、読書家には積読本を多く抱える人が多いと思います。
わかっていてもこれはやめられません。新刊が発売されれば買い、書評で紹介されていれば買い、SNSで急上昇していれば買い、賞レースの受賞が発表されれば買い……。
とくかく誘惑に満ち溢れています。
消化する(読むペース)より圧倒的にはやく積読本は増殖していきます。
それ自体は悪いことではありませんが、金銭的よりも何よりもまず、本たちを置く場所に困ります。
知らないうちに、どんどん居住空間が侵食されていきます。
そのうち、本棚から溢れかえった積読本たちは、廊下やフロアに出てきます。
一度、床にでも平積みしてしまえば、歯止めはききません。
これは読書家、いや積読家にとっては死活問題です。
なにせ、積読本は読まれていないので売るに売れません。
それはあまりにも悲しすぎます。
本を保管する場所が、どこかにあればいいのですが、貸し倉庫に預けるなんて本末転倒です。
ということで自宅にどうにか工夫して保管するしかないのか、となります。
この問題に切り込んで、解決した人はいるのでしょうか?