壁を背にして本を読む
公共の場で読書をしているとき、ふと視線を感じことはありませんか?
お風呂場で目を瞑って頭髪を洗っているときに感じる視線とは、異なる居心地の悪さがあります。
本を覗き見されているという警戒心が働くのかもしれません。
読書家の大半は、背後をとられるのを嫌う傾向があると思っています。
特にアンケートをとったわけではありませんが、絶対そうだと信じています。
デスクで事務作業をしているとき、図書館で勉強しているとき、何かに集中しているときは、極力、気が散るような事は少しでも排除したいと配慮します。
周囲のことが気になると、読書に没頭できません。
ですから、読書家は、侍や武士みたいに本を読んでいるときに、背後をとられないよう必ず壁を背にするものだと。
実際、後ろからの視線が気になったりします。
しかし、知人に話してみると「別に気にならない」という回答が……結局のところは人それぞれなんですよね。
ちなみにRENSの一人がけソファのほとんどは、壁を背後にした侍仕様の配置になっています。